なおちゃん ランディ 共生

こんにちは。予防獣医師のなおちゃんです。

今回は「本質」について深掘りをしていこうと思います。

よく「本質的」という言葉をよく耳にしますし、動物と人間との関わり合いには「本質性」が重要だと感じます。

人によって「本質」をどう捉えているかは異なるとは思いますが、今回は動物と人間と自然との関わり合いの中で「本質」とは何かを考えていきたいと思います。

ペット生活で「本質」ってなに?

ペットの由来 コーギー ZOOTIST

動物は言葉を交わしません。

言葉をかわさない動物だからこそ、動物たちにとって幸せとは何なのか?ということを考えることが大切ですよね?

「ペットたちが本当に求めていることは何なのか?」

それをしっかり汲みとれる人って、多分人間に対しても同じことが起きると思います。

「あの人、口では我慢してあんなこと言ってるけど、実際はこうして欲しいんじゃないかな?」

言葉で欲求を伝えない動物のことを理解できるってすごいですよね(笑)

動物の幸福について理解できる人間は、人間に対しても幸福をもたらすと思います。

そして、動物と人間双方の幸福度を上げることができるようになります。

動物たちは欲求だけではなく、症状を隠す傾向もあります。

自分の弱いところを見せると、野生の世界ではすぐに狙われてしまいますからね(笑)

これは、動物たちの強さでもありますが、裏を返すと病気の発見が遅れることになります。

だから、動物たちにとって一番大事なのは

心身ともに健康にたもち

なるべく病気にさせないこと

です。

そうすることで、人間が気づかない「潜在的な苦痛」も極力減らすことができますよね。

ペットたちって言葉には出しませんが、潜在的に辛いところ、痛いところをもっている可能性があるんですよね。

そこをなるべく減らしていいける予防や癒しって大事だと思います。

そして、本質を語る上でもっとも重要なのが「生命の大切さ」を理解し感じることだと思います。

殺処分や動物虐待っていまでもなされていますよね。

素直で純粋な心があれば、こんなことにはならないはずです。

動物と人間との本質的な関わり合いができれば

動物と人間とが共生可能な社会の実現

に近づけるのではと思っています。

そのために、本質的な関わり方について深掘りしていきましょう!

「本質的」なペット生活とは?動物と人間との関わり方

犬と人の共生

では、ペットと人間との本質的な関わり合い方について深掘りしてみましょう。

ペットというのは、現代社会の中で人間と生活をともにする動物のことを指します。

つまり、人間が中心となって形成された現代社会の中に溶け込んでいるが故に、ペットたちは二の次三の次という扱いを受けてきたという背景があります。

そんなペットという存在の現状をみて以下の三つの考え方が「本質」として捉えられるのではと思います。

動物と人間の幸福度の向上

まずは幸福度の話です。

ペットという動物が人間と暮らすことで本当に幸せなのか?

そしてペットの幸せは一緒に生活をしている家族としての人間の幸福なしにはあり得ないと考えます。

ペットとしての動物たちが

  • どんな欲求をもっているのか?
  • どんな行動やどんな表情をしたら幸せなのか?
  • 彼らにとって幸せとは?

というところを理解する必要があります。

そしてこれは知れば知るほど動物たちの意外な側面、奥深さを見ることになるので楽しいです。

言葉をしゃべらないペットの幸せについて真剣に考えると、人間に対しても幸せを共有しようとするようになります。

そして言葉を交わさなくても相手の意思を汲み取り、幸せを共有することができるようになります。

現代社会の中、多くの人間はストレス下で生活をしています。

それは人間関係などのストレスをはじめ、電磁波や大気汚染などの環境ストレスなど、多種多様のストレスの中で生活を余儀なくされているのです。

ペットではなおさらです。

彼らも人間同様に精神的、環境的、身体的ストレスを受けながら現代社会を乗り切っています。それはブリーダーやペットショップでの環境、飼い主や周囲の環境の変化によるもの、現代のペットへの食事内容、お留守番や家庭環境、飼い主との関係性などなど…

そして、ペットはそのストレスをあまり表には出しません。病気になっても症状を隠す傾向にあります。

飼い主が愛犬愛猫の病気やストレスにいち早く気づくことはもちろんですが、

愛犬愛猫にとっての幸福とは?

家族みんなが幸せになるには?

そのような客観的で、抽象度の高い疑問が幸せなペット生活に繋がるのです。

最小限の医療と最大限の自然治癒力

動物病院

これは医療の側面のお話と思われますが、実際は生活に根ざした内容です。

なぜかというと、自然治癒力を向上させることで生活の質(QOL)が上がるからです。

自然治癒力は

  • 免疫力
  • 代謝能力
  • 循環や排泄能力

などがしっかり整っており、 病気になりづらくなるだけではなく、普段の小さな「不調」も起きづらくなることだからです。

快適で生き生きとした生活を送るためには、自然治癒力の維持向上はとても重要なのです。

獣医師が言うのもおかしな話だと思われるかもしれませんが、動物たちは極力動物病院には来ない方がいいと思っています。

その理由はもちろん「病気には極力ならない方がいい」という考え方もあると思いますが、もっと根本的なところにいあります。

それは、人間と動物とで病院に行く時の感覚が異なると言うことです。

人間は「治してもらうぞ」「クスリをもらいに行くぞ」

という医療に対してポジティブな気持ちで病院い向かうが

動物は「治してもらう」「クスリをもらう」

という考え方や感覚はなく動物病院に連れていかれる

という差がありますよね。

ペットは動物病院に自らの意思で向かうということはほとんどなく「連れていかされる」という状況です。

そして、医療をうけて「治してもらう」という考え方はほとんどしていないと考えられます。

やはり動物病院は「嫌なことや痛いことをされる」という経験の場であり、「クスリ?のへんな臭いのする場」という感覚をもっています。

動物病院へ連れて行くという飼い主の行為はひとつの「愛情の形」とも捉えられますが、やはり病院に連れていかずに健康的であるのに越したことはありません。

そのためにも、最小限の医療と最大限の自然治癒力をもたらすことが重要だと考えます。

生命の尊厳を共有しあえる社会へ

犬となおちゃん 共生

本質の定義三つ目は「生命の尊厳」です。

未だに動物の殺処分が行われる日本。

ブリーダーやペットショップからはじまり、殺処分におわる

大量繁殖・大量販売・大量処分の現状。

この現状が続く限り、生命の尊厳を共有しあえる社会とは言えません。

「国の偉大さと道徳的発展は、その国における動物のあつかい方でわかる」
“The greatness of a nation and its moral progress can be judged by the way its animals are treated.”

ガンジーの言葉と言われているこの名言。

ガンジーの言葉だったのかという議論はありますが、実際この言葉はとても的を得ている氣がします。

動物の扱い方や、動物に対する考え方というのは、精神性が問われる部分だと思います。

動物たちは素直です。相手を不公平に評価はしませんし、不必要に攻撃や追い討ちはしません。

そんな動物に対して、人間が発達させてきた知性や道具、文明などで制圧、支配してきた経緯があります。

最終的に、ペットを生命というよりも「ファッション」という感覚で飼っている人も多く見受けられるのが現状です。

そして、自分より弱いと判断した人間には高圧的で暴力的になる人間もいて、多くの動物たちがそういった人間の犠牲になっています。

そんな人間よりも、動物たちの方がはるかに強いと思います。

そんな動物たちの心の強さと素直さをしっかり感じて、ペットを「ファッション」ではなく「生命」として大切にする人間が増えると良いなと思います。

そして生命の尊厳を共有しあえる社会を実現したいと考えています。

Category
Tags

No responses yet

コメントを残す