動物救急医療 よく来るパターン

こんにちは。予防獣医師、動物救急獣医師のNAOchanです。

今回は、僕の臨床での専門でもある「動物救急」の現場でよくくる症例についてお話しします。

毎度言ってますが、動物救急からは健康や予防のことについて多くのことを学べます。

救急症例によく来る病気を知ることで、事前に予防できることも多くあるんですよ!

それではさっそく行ってみましょう!

動物救急獣医師が語る救急でよくくる症例パターン

結論パターンとしては三つあります。

  1. 急性疾患の発症
  2. 慢性疾患の急性憎悪
  3. 事故および外傷

①の急性疾患の発症というのは

わかりやすい具体例でいうと…

今まで何も病気なんてなかったのに...
急に吐いちゃって...
今まで心臓が悪いなんて言われてなかったのに...
急に呼吸悪くなって病院行ったら心臓病だって...
急におしっこ出なくなってトイレ行ってもおしっこしなくて...
動物病院行くと、石がつまっておしっこがパンパンにたまってるなんて...

というようなパターンです。

これまでに何も異常がなかったのに、急に症状があらわれて

急いで救急にかけつけたといったものです。

これは飼い主さんもてんぱることが多くて、相当焦ると思います。

しかし、一番苦しいのは症状が出ているペットです。

ペットのためにも冷静になって最適な判断ができる状態になることが大事ですね。

救急疾患といっても、病気はちりつもです。

急に心臓が悪くなるというより、少しずつ悪化は進んでいたはずですし、

急におしっこが出なくなったとしても、尿石は少しずつできていたはずです。

しっかりとした予防医学的検査や治癒、量子医学を駆使すれば急に具合が悪リスクを下げることができたはずです。

そして、犬種別、猫種別のターゲット予防も頼りになりますよね。

愛犬愛猫が急性疾患になる前に、できることから始めましょう!

②の慢性疾患の急性増悪というのは、

たとえば

元から腎臓の数値が高く「慢性腎不全」と診断されていたものが、

ある日急に尿の出が悪くなったり血尿気味(赤い尿)

になったりとするようなもの

持病が悪化したという言い方になります。

飼い主さんとしてはある程度心の準備ができているのと、なんとなく検討がつくので、迅速および的確な判断がしやすい症状です。

しかし、慢性病なので、適した治療がなされないと、ずるずる治療だけが引き延ばされる状況になるので、

慢性病の場合は一度救急的治療や措置を受けたとしても、そのあとの本質的な治療や治癒の選択がもっとも重要になります。

そして③の事故や外傷。

これはちりつもの原理である病気とは違い、突発的に訪れます。

  • 交通事故
  • 高所からの落下
  • 異物摂取

あたりが代表的な症例です。

主に飼い主さんの不注意や環境の管理不全だったりするので、これら3パターンについてしっかり予防していきましょう。

せっかくぼくが予防獣医師として動物予防医学を専門としてやっていますので、救急症例からどうやったら病気を予防できるのか?について学んでいきましょう!

それでは、より詳しく知りたい方は

これから深く説明していきますのでお付き合いください^^

動物救急症例から予防を学ぶ【動物予防医学へ】

動物病院

急性疾患(急に症状が出るパターン)から学ぶ予防

やっぱりこれが一番多いです。

「今まで何も言われていないし、病気になるなんて思わなかった」

という飼い主さんの所感が多いですが、

繰り返しになりますが、病気はちりつもなので、

その症状が出る前に少しずつ体調の変化が重なってきていたのです。

特に多い症例としては

  • 心原性肺水腫
  • 尿路閉塞
  • てんかん発作

です。

心原性肺水腫 予防獣医師 動物0次診療
心原性肺水腫のレントゲン画像(胸部右ラテラル

心原性肺水腫は、心臓の機能が低下すると肺に水が溜まってしまう疾患のことで、本来空気(ガス)がある場所に液体が溜まってしまうので、呼吸が苦しくなっておぼれるような状態になります。

中には喀血といって、口から血を吐いたりする症例もあり、生死が五分五分といわれる重篤な救急疾患です。

これも、これまで心臓は大丈夫と言われていたのに、急に肺水腫になるというパターンが多く、飼い主さんは非常に慌ててしまいます。

そして、肺などの呼吸器の病気と思ったら

「心臓!?」

となる疾患でもあります。

これもちりつもで、心臓はある時急に悪くなったりはしません。少しずつ心臓の弁が悪くなって逆流をおこしていたり、少しずつ心臓が肥大したりして悪化していきます。

特に高齢の小型犬で多く発症するので、シニアを過ぎたら定期的に検査や測定を行うと良いですし、生活習慣などを改めていく必要があります。

尿路閉塞もちりつもです。

  • 尿路結石(ストルバイト、シュウ酸カルシウムなど)
  • 血餅(血液が固まったもの)
  • 毛球(毛玉でつまってしまう)

など尿路閉塞といってもいろいろな原因がありますが、

やはり結晶が蓄積して結石となったり、

膀胱炎を放置して血餅ができて閉塞したり

管理不全で毛球がペニス付近で固まって詰まったりと

日頃の予防的検査および治療治癒が大事です。

特に結石や膀胱炎予防に関しては

  • 飲む水の量や内容
  • 身体のpHの正常化
  • 身体の体温の正常化

などが大事になります。

そしててんかん発作も同様です。

てんかんといってもてんかんではない場合もあり、

発作の原因として脳炎や脳腫瘍、内耳炎から波及する前庭疾患など、

さらには低血糖、低酸素、毒素の蓄積などなど

発作の原因はたくさんあります。

これも結局はちりつもです。

原因が多すぎて具体的な予防法は別記事とはなりますが、

結局は身体機能を正常に保ち、健康増進を図るのがもっとも効果的です。

予防医学を生活に取り入れつつ、東洋医学や量子医学を駆使するのも良いでしょう。

慢性疾患の急性増悪から学ぶ予防

慢性疾患が急に悪くなるパターンとして多いのが

  • 慢性腎不全の急性増悪
  • 慢性肝不全の急性増悪
  • 内分泌疾患(副腎や甲状腺など)の急性増悪

です。

これらは、慢性病に対する治療選択が重要になります。

特に西洋医学は救急治療は得意としますが、慢性病に関しては疑問が残る治療が多く、

慢性病に対して根本的かつ本質的に治療するためには

東洋医学や量子医学などを総合的に判断して治療することが重要です。

そして、慢性疾患の急性増悪で多いパターンは

症状を放置してしまう

ということです。

少しずつ症状が出ているのに、その変化に気づけないという問題です。

飼い主さんの観察力が問われるものですね。

さらに問題なのが

留守番中に具合が悪くなっても気づけない

という状況です。

朝から晩まで仕事で外出してると、留守番中に具合が悪くなってもすぐに病院に行けず、結局夜間しかやっていない救急病院に連れてくるというケースは非常に多いです。

特に午前中から症状が出ていたとすると、約半日間も症状を放置していたということになります。

それで亡くなってしまうケースも多くいて、本当に悔しい気持ちになったことはたくさんあります。

その時に、飼い主さんが初めて後悔するシーンもみてきましたが、

そこから予防医学を啓蒙しようという気持ちが芽生えたのです。

事故および外傷から学ぶ予防

骨折 レントゲン 動物0次診療
骨折のレントゲン画像

前述の通り

  • 交通事故
  • 高所落下
  • 異物摂取

は非常に多い症例です。

交通事故に関しては

  • ノーリードでの散歩
  • 夜道だから大丈夫と言って気を抜かしてしまう
  • 家猫が外に出てしまって事故にあう

というパターンです。

通りの少ない道だから、夜だからといっても、危険があるには変わりないので、

しっかり飼い主さんが責任をもって散歩に連れていきましょう。

高所落下に関しては

  • 高齢で運動能力が鈍ってしまう
  • テンションが上がって落下
  • プードルやイタグレなどの犬種ターゲット疾患

やはり高齢というのは落下しやすい要因となるので、落下すると危ないような場所は除去することが大事です。

若いペットは逆にテンションが上がってしまって足を滑らすこともあります。キャリーやバッグからテンション上がって飛び落ちてしまうなどのケースです。

そして、プードルやイタリアングレーハウンドなどの肢が長くて細い犬種は、ちょっとした落下でも四肢を骨折させてしまうことが多いです。

ターゲット予防的に、これらの犬種では高所落下しないよう日常生活から注意する必要があります。

さぁ実践につなげよう!

今回は、動物救急医療から予防を考えるという内容でした。

個々の疾患の予防に関しては疾患別に説明することになりますが、

やっぱり救急でよく来る症例というのは

その病気で苦しむことが多いということなので、予防するに越したことはないですよね。

そして、飼い主さんの不注意や管理不全などで病気になることも多々ありますので、生活習慣や生活環境について今一度改善点がないか確認してみるのも良いでしょう!

愛犬愛猫の健康的で幸せな生活を決めるのは、飼い主次第なのです。

動物救急医療からは予防のヒントがたくさんいただけます。

予防獣医師 なおちゃん

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