幸福寿命

こんにちは。予防獣医師の直良です。

みなさんは「長寿」であることは良いことだと思いますか?

これに関してはいろいろな意見がありますよね。

ただただ長寿であればいいという問題ではない、健康寿命が大事なんだという意見が最近では増えてきている傾向にあると思います。

今回は、そんな長寿というテーマについてお話して一緒に考えていきたいと思います。




長寿である本当の意味について考えましょう

幸福寿命

長寿であるということはどういうことなのか?

寿命に関するさまざまな説がありますよね。

たとえば、、、

  • 心臓が脈打つ数によって気いますから、心拍数を下げてリラックスしている生活の方が長寿になりやすい。(心拍数上限説)
  • 活性酸素が病気や老化の原因だから、活性酸素を減らすための抗酸化や、ストレスをかけない生活ほうが良い。(活性酸素由来短命説)
  • 細胞分裂の回数が少ないほうが良い。なぜならテロメアが関係しており、細胞分裂の回数には制限があるから。(細胞工学・生化学的説)

どれも的を得ているし、重要な考え方です。

そして、すべての説に共通して言えることがあります。

それは「過度なストレス」は短命をもたらす。

ということです。

過剰なストレスは交感神経を緊張状態にして、心拍数を増加させ、活性酸素を過剰に生産し、細胞分裂を促進させます。

つまり、過剰なストレスと寿命には密接な関係があることが分かります。

今回は、ストレスと寿命の関係性から長寿について考えていきます。



長寿であればあるほど幸福なのか?

マスターキー

ここで一つ質問させてください。

「60歳で寿命を迎えた場合と、100歳で寿命を迎えた場合の幸福度ってどのくらい差があるのでしょうか?」

この質問にもさまざまな回答が生まれると思います。

今回は、ストレスと寿命の関係性から一つの仮説を立てたいと思います。

それは…

60歳で寿命を迎えた人の方が、より不快ストレス、慢性的ストレス、過剰なストレスを受けてきた。だから短命であった。という仮説です。

それと比べて100歳まで生きた人は、不快ストレス、慢性的ストレス、過剰なストレスが比較的少なく、リラックスや快ストレス(心地よい、やる気などのストレス)が多かったと考えられます。

そうとらえると、

生存期間は60年対100年ですから、単純計算すると6:10の価値の差が生まれますが、幸福度合いからしたらどうなのでしょうか?

幸福度合いから考えると、6:10以上の開きが生まれるのではないでしょうか?

ストレスまみれの60年間、リラックスしていた100年間。

幸福度という観点では、もっとその人生の幸福的価値は広がると思います。

6:10 ではなく、たとえば 3:10 のように。

数値化するものでもないとは思いますが、客観的にとらえるとそうなりますよね。




健康寿命から幸福寿命という考え方

最近では、ただただ寿命を延ばすのではなく、健康的でいられる寿命を延ばそうよという観点で長寿を意識することが多くなっているのではないでしょうか?

そして、今回の話から、幸福な時間をもっと増やしいて長寿になろうという「幸福寿命」という考え方を新たに提起したいと思います。

それは人間だけではなく、もちろん動物たちもです。

やはり、いきとしいけるもの、幸せであることはとても大切で、それが人生の醍醐味といえるのではないでしょうか?

幸せの形は人それぞれですが、少なくとも不快ストレス、慢性的ストレス、過剰なストレスはできれば避けたいですよね。

そうした生き方が、結局は病気の予防につながり、健康寿命に直結するのです。

この「幸福寿命」を延ばすということは、健康分野における一つの考え方の指針になるのではないでしょうか?



幸福寿命という新しい長寿観

予防獣医師 直良拓朗
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