こんにちは。予防獣医師の直良(なおら)です。
今回は…「寿命」についてお話します。
みなさんは、寿命が長いほうがいいと思いますか?
長いほうがいい!という方もいらっしゃいますし、
濃厚な時間を過ごせればいいから、長生きまではしたくないという方もいらっしゃると思います。
生に執着のない人は、どっちでもいいというかも知れません。
今回は、多くの方に共通して言える寿命観
「幸福寿命」
についてお話しします^ ^
幸福寿命とは?健康寿命の先に見えるもの

寿命はただ長ければいいというものではない?
この記事のタイトルを見て共感いただける方は、多分今回の記事は読み飛ばしてもいいかもしれませんw
ただ、「寿命」について深掘りしたいという方は、ぜひ最後までお付き合いください^ ^
寿命とはどんな概念なのでしょう?
ひとことでいうと
人生を生きる時間の長さ
ですよね。70歳が寿命であれば70年間であり、
逆に昆虫であれば数週間とか数ヶ月ということもあります。
しかし、最近よくいわれているのが、
健康寿命をのばす
ということです。

ただただ寿命を延ばしても
老後不健康な状態が続き、
満足に趣味を楽しむことも出来ず
病院で生活するというのは
寿命を延ばす意味があまりないですよね。
ましてや闘病生活で最期まで苦しんで生活することも
避けたいです。
なので、健康な時間を増やし、
人生の最期も生き生きと健康に生きるということが重要とされています。
もちろんこの考え方は的を得ていますが、
健康寿命よりももっと重要な考え方があります。
幸福寿命を大事にしよう

それは「幸福寿命」です。
いくら健康でも
- 家族関係の悪化
- 趣味がなく生活に刺激がない
- 経済的ストレス
などが原因で幸福感がない時間が長いのでは
幸せな人生とはなかなか言えないと思います。
肉体的に健康であっても、
精神的な健康や幸福感があって
はじめて長生きしてよかったと思えるはずです。
身体的な健康に気をつかい、食事や栄養に気をつけて生活をすることも大事なことかもしれませんが
経済面や人間関係、趣味などの要素。
自分を取り巻く要素がしっかり自分自身を幸せに出来ているかという
客観的視点もとても重要であり
それが幸福寿命を決めるのではないでしょうか?

健康寿命だけではなく
幸福寿命を延ばしましょう
予防獣医師 直良拓朗
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