狆 

こんにちは。予防獣医師の直良です。

今回は、狆(ちん)でできる予防についてお話しします。

この記事を読むことで

  • 狆(ちん)という犬種でなりやすい病気とは?
  • その病気に対する予防や対策は何か?

というところがわかるようになります。

狆(ちん)と暮らしている飼い主さんはぜひ知っておいてほしい内容です^ ^

YouTube動画も作成予定ですので、UPしましたら動画を載せます^ ^

狆(ちん)でできるターゲット予防と健康法

まずは狆(ちん)という犬種の特徴についてご紹介。

そして、狆でおきやすい疾患とその予防法についてご紹介いたします!日々できること、たくさんありますよ^^

狆という犬種について簡単にご紹介

狆(ちん)は日本の犬種です。

英語では

Japanese Chin

となります。たまに中国の犬と思われている方もいらっしゃいますが、日本の品種です。

日本書紀には7世紀(600年代)に大陸から渡来したとされており、皇族から溺愛されていたようです。

容姿的には毛が長く優雅な出で立ちですが、非常に遊びが大好きです!衛生環境的に室内での生活が必要になりますが、活発に運動しますので、しっかり一緒に遊びましょう^^

狆も例のごとく鼻ぺちゃ短頭種なので、高温多湿の環境を苦手としますので、夏場の空調管理などは大切です。

また、麻酔のリスクが高い傾向にあるため、病気の予防は重要になります。

狆(ちん)でできるターゲット予防と健康法

眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)

この病気は狆では特に多い印象です。

眼瞼(まぶた)が内側にめくれてしまう病気であり、逆に外側にめくれる場合を眼瞼外反症といいます。

内側にめくれてしまうので、毛などが角膜や結膜などを傷つけて炎症などをおこす可能性があります。それによって、角結膜炎とった炎症をおこし、痒がったり痛くなったり、涙の量が多くなったりします。

眼にゴミが入った程度ならとってしまえばいいですが、内反症になると症状が続きやすいです。

ちなみに外反症では眼瞼(まぶた)が外側にめくれるので、あっかんべーした状態になり、結膜が乾燥したり、角結膜炎をおこしたりして、内反症と同じように、痒み、痛み、そして涙の量が多くなります。

治療としては手術によって眼瞼を矯正することがあります。内反症や外反症が軽度の場合は、まつ毛などの抜毛処置や点眼処置(目薬)によって症状が緩和することがあります。

内反症や外反症は「先天的」な病気であることが多いため、一般的に予防は難しいとされています。

しかし、二次予防(悪化の防止や早期発見対策)は可能です

眼瞼周囲の毛の管理

特に内反症であると、眼瞼の毛(まつ毛)などが角膜や結膜に影響を与えるので、毛の管理は重要です。

膝蓋骨内方脱臼(しつがいこつないほうだっきゅう)

トイプードルやチワワ 、ポメラニアンなどをでも多い膝蓋骨の脱臼です。

これはターゲット予防でよく登場していますよね(笑)

パテラ脱臼三兄弟です(笑)おさらいですが、

  1. フリーリングチャカチャカ
  2. 段差の上り下り
  3. テンションアゲアゲ二本立ち

これらですよね。

フリーリングで滑りながら走ったりすること。

ソファを玄関、階段の上り下りが頻回であること。

テンション上がった時に後ろ脚日本でしか立たない状態になること。

これらは後肢に大きな負担をかける原因となります。

さらに、三兄弟のボスがいます(笑)それが

肥満症

です。

言わずもがなですね。

まずはこれらに注意した生活環境や習慣を心がけましょう。

また、骨格系の疾患ですと

軟骨形成不全

という病気にもなりやすいです。

皮膚疾患(ひふしっかん)

狆は皮膚の病気も起こしやすい犬種です。

特に感染やアレルギー(食物アレルギーやアトピーなど)をおこすことが多いです。

皮膚疾患の症状としては

  • 皮膚のかゆみや赤み
  • 主に顔まわりや四肢に多い症状
  • しきりに舐めたりかじったりする

などがあげられます。これらにいち早く気付いて早期発見早期対処をする必要があります。

皮膚疾患は悪化したり長く続いてしまうととても治りづらく厄介な状態になるので、そういった意味でも早めの対応、それ以上に予防が重要になります。

まず食物アレルギーに対する一般的な対策や予防法としては

除去食

があげられます。

食物アレルギーの原因となる成分を含まない食事を選んで与えるという考え方です。

しかし、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)はずっと同じなわけではなく変化したりするので、一度除去食で対策したからといって、完全に解決できたというわけではありません。

さらに除去食を始めようとしても、その新しい食事を受け付けない犬もいます。

アトピー性皮膚炎は生まれつきの病気(先天性)であることが多いとされていますが、もちろん予防に取り組むことは可能です。

フレンチブルドッグのターゲット予防の時にもお話しましたが、アレルギーはヒトでもかなり増えていて、日本人の3人に1人がアレルギー体質だといわれています。そして日本で暮らすわんちゃんやねこちゃんでも、アレルギー体質がどんどん増えています。

アレルギーはヒトとペット、双方で増加している病気ですが、その大きな原因は「生活環境」にあります。

アレルギー疾患で重要な対策の一つは

過度な電磁波の環境を対策する

ことです。電磁波による影響を少なくするような対策を取ることが重要です。

※特にアレルギーの原因となる電場の問題はアースをとることが大事です。

さらに、こちらも皮膚表面の保湿が重要なので

極度の乾燥を控える

といった環境への配慮やが重要となります。

さらに、環境管理だけではなく生活上のケアも大切です。

定期的なスキンケア

定期的なブラッシング

によって症状の悪化を防止する、生活の質を上げるということが重要になります。

特に狆は長毛種なので、ブラッシングは大切。ダマができると皮膚への通気性が悪くなるので皮膚疾患の悪化が考えられます。

定期的なスキンケアなども根本的な治療や予防法ではないため、細胞療法やメタ治療などによる自然治癒力を高める根本的なアレルギー疾患の解決が、問題解消の鍵となると思います。

アレルギー体質だと、アレルギーの症状から外耳炎や膿皮症などの疾患に進行することがあるので、アレルギー対策は病気の進行や悪化を抑える意味でも重要になります。

狆でかかりやすい他の疾患は?

他にも

  • 乾性角結膜炎
  • 軟骨形成不全
  • てんかん発作
  • 膿皮症
  • 外耳炎
  • 心臓病

などなど、かかりやすい病気はありますが、

すべて予防のためにできることがある病気です。

まだまだできることはありますので、このブログで動物予防医学を配信し続けてまいります。

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