脳 ZOOTIST

こんにちは。予防獣医師の直良です。

いつも記事をご覧いただきありがとうございます。

今回は、能力開発に必須の考え方である【メタスキル】についてのお話です。

自分の能力を今以上に引き上げたい!もし本気でそう思うのであれば、がむしゃらにその能力を引き上げる前に、実はすべきことがあるんです。

ただがむしゃらに努力するよりも、よっぽど効率的な方法があるということなんです。

今回は、その効率的な方法とやらを説明していきます。

能力開発に必須の考え方【メタスキル】

おそらく【メタスキル】という言葉を初めて聞かれる方も多いと思います。

メタスキルとは何なのでしょうか?

メタ(meta-):ギリシア語:「間に、繋ぐ、越える」の意味。

広辞苑

つまり、能力をつなぐ能力であったり、能力を超える能力という感じの意味にいなります。

これはどういうことか?

基本的に能力開発において、能力を分類する際に

  • ハードスキル
  • ソフトスキル

に分けたりします。

「ハードスキル」は体系立った能力のことであり、「サイエンス(科学)」の領域で説明できる能力です(自然科学的)。理論やツール、技能という形で、教科書や指南書などで伝えることが可能な能力です。能力の基礎です。

「ソフトスキル」は非体系的でありヒューマンスキルともいわれ、「アート」の領域で説明できる能力です(人文科学的)。コミュニケーションやストレス管理、リーダーシップなどの能力に相当し、教科書的というよりも、内省や気づきを経て成長するスキルです。能力の個性です。

それら二つの能力をつなげる能力、まとめて応用する能力を「メタスキル」と呼んだりします。

このメタスキルは主に実践や経験から培うものですが、問題発見能力、問題解決能力、応用する力などに相当します。

まさに現代の人間にとって必要な能力とも言えます。


それと同時に、もう一つ「メタスキル」には意味があります。

「メタ」には「高次の、後ろの」という意味もあります。つまり、各能力に共通する一つ高次的な能力ということです。

イメージとしては、各能力に共通する真ん中の能力の部分に相当します。

それぞれの能力を引き伸ばすうえで重要な能力です。

メタスキルがないと、各々のスキルの成長速度が著しく遅くなったり、普遍的に物事を見れなくなります。

メタスキルは「普遍的な見方」「能力の共通項」を探ることとも言えます。

それでは、具体的にどんな能力なのか?見ていきたいと思います。

メタスキルにはどんな能力があるのか?

ZOOTIST 語源

たとえば、語学学習の能力について考えてみます。

英語、中国語、スペイン語、、、それぞれみんな語学学習におけるスキルですよね。英語を利用できるというスキル。中国語を利用できるというスキル。スペイン語を利用できるというスキル。

しかし、それぞれのスキルはさらに細分化されます。
「聞く、話す、読む、書く」などといったスキルです。

細分化するときりがありません。語彙力(単語力)という能力、文法力、読解力、ヒアリング力などなど。。。

基本的に能力を細分化して教育するという方針が多いような気がします。単語帳を使って語彙力を培う、文法書を使って文法を習う、CDを使ってヒアリングを向上させるなどです。

しかし、メタスキルの習得はむしろその逆を行きます。

英語だけではなく、中国語やスペイン語といった語学学習において必要なスキルとはなにかを考えるのです。

ミクロというより、むしろマクロな視点です。
そうすると何が分かるのか?

たとえば語学学習のメタスキルに「イメージと言葉をつなげる力」があります。たとえば、「リンゴという物体」と「りんご」と「apple」という言葉があります。appleという英語を覚えようとするときに

[物体→りんご→apple]と覚えることが多いように思います。

しかし、本当の語学力を身に着けるには

[物体→apple]として習得する必要がある
ことはお判りいただけますか?

英語のネイティブスピーカーはもちろんほかの言語を介さずに、後者の理解の仕方で英語を利用していますよね。しっかり英語を習得するにはこのように

[イメージ→言葉]

とダイレクトにつなげる必要があるのです。

これができるようになれば、英語はもちろん、そのほかの言語(中国語やスペイン語など)もいち早く習得することができるようになります。

仮にこのようなメタスキルを習得していなかったとすると、各言語の習得に3年を要するところ、メタスキルを習得したうえで学習することで3か月にまで学習期間を縮めることさえできる可能性があるのです。

この語学学習のように、何かを習得する際にはそのスキルのさらに高次の能力である「メタスキル」を向上させることが、何事にも上達のカギとなるのです。

健康科学にもメタスキルはある

能力開発と健康科学はほぼニアイコールだと思います。

健康になりたい!という人にも必見なのが「メタスキル」です。

たとえば、食事や栄養、サプリメントの問題です。

多くの方は「どんな食事や栄養素を摂ればいいのかわからない」とか「どのサプリメントがいいのかわからない」という疑問で悩んでいます。

しかし、それは細分化された要素ですよね。語学学習でいうと、どの言語を習得すればいいのかわからないとか、それに近い悩みだと思います。

むしろ細分化すると、悩みは増える一方です。

こういう時には、一度メタスキルをあげることを意識すると良いと思います。

たとえば、この栄養学の問題であれば

「どの栄養素を摂るかよりも、まずは栄養素を効率的に吸収できるようにする」

というのが一つのメタ的考え方です。

つまり、腸内細菌の正常化、腸内環境の正常化、水分や食物繊維の摂取など、栄養素を効率的に吸収できるようにすることが重要です。

さらに、身体に対する抗酸化、抗老化効果をもたらす栄養素を摂取することもメタ的考え方です。これらは消化管での栄養素吸収能力を引き上げるとともに、毒を解毒する作用もあるからです。

栄養学というのはとても複雑な学問であり、個々にあった食事や栄養素、サプリメントなどは個人の生活習慣、生活環境、体質などにより変わるので、一対一で指導するのが一番だと思いますが、メタ的考え方は同じです。

このように、健康科学でもメタ的考え方によってメタスキルを向上させることで飛躍的に健康体になることができると思います。

メタ的考え方を磨く

三つの価値軸

人間の成長は認知主体を客体化した時のみ訪れる。

メタスキルを磨く際にとても重要な考え方があります。それは、上の図に示してあります。

  • 客観的視点
  • 抽象的視点
  • 相対的視点

です。

これらはまた別の記事で紹介しようと思いますが、人間が人間らしく生きていくうえでとても重要な能力となります。

また能力開発の記事でお話ししようと思います。

今回も記事をご覧いただきありがとうございました!

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