こんにちは。予防獣医師のなおちゃんです。

今回は、ペットの健康にとって重要な考え方である

人と動物の鏡の法則

についてお話します。

これを知ることで

  • ペットの健康を守ることができる
  • ペットと家族のみんなが一緒に健康的な生活を送れるようになる

ことができます。

ペットと家族が健康になれる【鏡の法則】

鏡

愛するペットの健康を祈る飼い主さんは多いでしょう。

この記事を読んでいるみなさんも、もちろんそう願っていると思います。

しかし、ここで重要なことがあります。

ペットだけが健康になっても意味がないということです。

ペットと家族の鏡の法則とは?

洞窟病院 自然治癒力 ZOOTIST

これは獣医師をやっていて経験した実例です。

動物病院で患者さんを診療するときには、必ず飼い主さんとペットが診察室に入ります。

はじめに、動物の様子を確認しつつ、飼い主さんに「問診」をとります。

愛犬愛猫がどうして体調を崩してしまったのか?

自宅ではどんな具合だったのか?

あげている食事や散歩、生活環境など

獣医師が診察するだけではわからない情報を飼い主さんから聞き出す。それが問診です。

その時は、高齢の男性とダックスフンドが患者さんでした。

高齢の男性は比較的元気そうでしたが、ダックスフンドの患者さんはかなりぐったりしています。熱はかえって低く、36℃台。

わんちゃんの正常体温は38℃台なのでかなり低いです。

血液循環も悪いことが診察でわかったので、ある程度の情報問診で聞いたのちに「検査」にはいりました。

血液検査と画像検査です。

すると…

血液検査では腎臓の数値がずば抜けて高く(悪く)、

画像検査では腎臓の構造がおかしいことになっていました。

重度の腎不全でした。

そして、飼い主さんにそのことを伝えると…

「じゃぁ、点滴ですねぇ、透析とかするんですか?」

お?詳しいですね(笑)

そして飼い主さんはこう続けます。

「実は、私も透析をしていて、通院しているんですよ。同じ腎臓だったんですねぇ」

このように、ペットと飼い主さん(家族)が同じ病気になることが多いのです。

こういうのを【鏡の法則】と呼んでいます。

肝臓に異常のあるペットの飼い主さんが肝不全だったり、

エコーで心臓の病気がわかると、実は飼い主さんも心臓病をもっていたり、

椎間板ヘルニアと愛犬が診断されたら、飼い主さんもヘルニア持ちだったり…

こういうケースはかなり多いです。

なんか、感染症のごとくペットと家族で蔓延する病気みたいですね。

このペットと家族の鏡の法則は、なぜおきるのでしょうか?

なぜペットと飼い主さんが同じ病気になるの?

犬となおちゃん 共生

そのこたえの一つは

「生活環境」にあります。

最近「生活環境病」ということばが広まりつつあります。

生活習慣病なら聞いたことあるよ!という方は多いと思いますが、生活習慣病よりも実は深刻と言われているのが「生活環境病」なのです。

この生活環境にこそ、ペットと飼い主さんが同じ病気に悩まされる答えがあります。

ペットと飼い主さんは、同じ家や敷地の中で暮らすことがほとんどですよね。

つまり、生活環境の悪化によって心身にストレスが生じ、それがペットと飼い主さんで同じストレスを受けるので、同じような病気になってしまうということなのです。

これはもちろん生活習慣病も同じです。

同じような食事を食べることは多くはないとは思いますが、ペットに人間が食べる食事を与える飼い主さんもいると思います。

その副食が塩分高めであれば、腎臓病や心臓病になる可能性が高まりますし、糖分が多めであれば、糖尿病や肥満症のリスクをあげます。

また、ペットとその家族は同じ水を飲んでいますよね。その水に問題があれば、肝臓や腎臓などにも同じようにストレスがかかってしまうのです。

飼い主さんとペットは運命共同体!?

ラブラドールレトリーバー ランディ 直良拓朗

ということで、鏡の法則を言い換えると、

ペットと家族は運命共同体というわけです。

同じような生活習慣や生活環境によって

同じ場所にストレスが集中して

結果、似たような病気になるというのが

鏡の法則の理由です。

だから、ペットの不調は飼い主さんにも同じような不調を抱えているというシグナルになります。

本当に、動物はいろいろなことを教えてくれる存在です。

ペットは飼い主さんの鏡である。

予防獣医師 なおちゃん

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