予防獣医師 preventive veterinarian

こんにちは。予防獣医師の直良(なおら)です。

予防獣医師 獣医師ユーチューバー 直良拓朗

…というこの【予防獣医師】という言い方を始めたのは日本で初めてなのかもしれません。

予防を専門にする獣医師。

基本的に獣医師というのは

  • 小動物臨床(ペットの治療)
  • 大動物臨床(家畜や動物園動物の治療)
  • 研究職
  • 公務員

などの職業があります。

感染症や衛生分野の獣医師もいるのですが、基本的には動物の治療をメインに仕事をしています。

予防を中心として仕事をしている獣医師は珍しいのではないでしょうか?

ここでは、予防獣医師とは何なのか?どんなスキルが必要なのか?

についてお話しします^^

動物予防医学を専門にして診療を実践している「動物0次診療®」についてはこちらから

予防獣医師の特徴と必要なスキルとは?

予防獣医師 直良拓朗

家族や飼い主を診る獣医師

動物病院で働く獣医師には基本的に「動物の病気を治療する」という役割があります。

では、その獣医師の視点とは?

獣医師は「病気」を診ている。

あまり違和感はないとは思いますが、これはよく否定や批判されやすい視点です。

「病気」だけを相手にして治療をすると、その動物がどんな状態なのか?どんな治療をして欲しいのか?というところを無視した視点だからです。

獣医師の「病気をなんとしても治そう」という想いは、時に動物や飼い主さんの意見を尊重しない形になることもあります。

病気を治そうとゴリ押しの治療を進めるあまり、愛するペットが苦しんでしまったり、過剰な医療でストレスを受けたりと、後悔する結果になってしまうこともあります。

なので「病気を診る」よりも

獣医師は「動物」を診る

という視点が重要だとよく言われます。

動物全体をみなければ、治療のストレスに耐えきれない状態になったり、動物や飼い主さんの意見に反した治療をしてしまうこともあります。

動物を診ずに、病気だけを相手にすると、ほかに隠れている病気の存在に気づけずに、一点張りの治療をしてしまうことにもなるからです。

たとえば…「肺水腫」という肺に水が溜まり呼吸が苦しくなる病気になったチワワが患者だとします。

肺水腫は基本的に救急対応として利尿剤を利用して肺の水を抜いていきますが、しっかり動物(チワワ)をみていないと、どんどん脱水が進んでいきます。そうなると、今度は肺水腫だけではなく腎臓など他の臓器の病状を悪化させることになります。

心原性肺水腫 予防獣医師 動物0次診療
心原性肺水腫のチワワのレントゲン画像
肺に水がたまって白く写る

これは、ぼくが一般臨床や救急医療に携わっていたからわかることですが

「病気を診る」という観点よりも
「動物を診る」という観点の方が
動物の生命を救える獣医師になれる

これは間違いないと思います。

最近は医者でも、ろくに患者の身体を診察することもなく、パソコンにうつる検査結果だけをみて診療することが多くあります。これは非常に残念だし「診る」と言えるのか?とも思います。

さて、ここからは予防獣医師で大事な視点になります。

それは

獣医師は「飼い主」を診る

ということです。

なぜ動物を相手にする獣医師が、人間である飼い主を相手にするのでしょうか?

それは

ペットの病気の原因は飼い主にもある

という事実があるからです。

飼い主さんを敵に回すような言い方ですが、予防獣医師としてこのことは見て見ぬふりはできない事実です。

ペットにとって、彼らの生活習慣や生活環境はともに暮らす家族である飼い主さんに委ねられます。

愛犬愛猫などの世界を作り上げているのは飼い主さんなのです。

一方、病気は生活習慣や生活環境などに原因があり、それが日々積み重なって症状として出るレベルまで大きくなります。

  1. 心身にストレスとなる生活習慣や生活環境の因子【原因】
  2. 因子の積み重ねによってストレスがどんどん大きくなる【ちりつも現象、未病】
  3. 飼い主が気づくレベルの症状となる【症状】
  4. 動物病院へ連れていき、初めて病気として「診断」される【診断】

病気は一般的にこのような経過をとります。

一般的に病気の原因は、飼い主さんが作り上げる

  • 生活習慣
  • 生活環境

にあるのです。

いくら病気を治療しても、病気を予防しても、

飼い主さんの部分に原因があれば、動物を診るだけでは一向に本質的な予防医学は実践できないのです。

裏を返すと、飼い主さんをよく診れる獣医師は、病気や不調の原因の判断に長けていると言えるのです。

ペットの由来 コーギー ZOOTIST

環境を観る獣医師

環境を「観る」ことも、予防を志す獣医師には重要なことです。

生活環境はペットにとってほぼ24時間365日関係する要素です。

このブログでも生活環境病についてはよく取り上げていますが、病気の多くの原因が、この「生活環境」にあると言われています。

  • 昔に比べて病気になりやすい
  • 昔に比べて病気の種類が増えた
  • 昔に比べて病気が治りにくい

これらはすべて生活環境の悪化が原因と言われています。

原因療法の先生たちは、よく生活環境に注目をします。

それほど病気の予防には「生活環境の改善」が重要なのです。

現代の一般的な獣医師は、なかなか生活環境までは手が回りません。往診をしている獣医師でさえ、家庭内にお邪魔するいいチャンスがあるのに、生活環境についての知識や知見、経験を持つ方はあまりいらっしゃいません。

それもそのはず、大学で習う獣医学では「生活環境」についてほとんど触れられません。

  • 生体電気学
  • 空間電位学
  • 電磁波
  • ジオパシックストレス
  • 環境毒素

などの学問はまず勉強しません。

しかし、これらの学問と現代増えている病気は密接に関わっています。

予防は家庭から

という考え方からも、生活環境を担う家庭環境の改善はとても重要なのです。

ペット本来の生態や欲求に答えられる生活環境かどうか?そこを診断できる獣医師が必要なのです。

総合視・客観視できる獣医師

総合的視点かつ客観的視点をもてるというのも予防獣医師の条件と言えます。

総合的視点とは?

予防獣医師はペットと飼い主の生活を考えます。なので、生活に根ざした知識や知見も必要です。

ペットと飼い主の生活に関することといえば…

  • ドッグトレーニング
  • 歯磨きなどの予防歯科
  • 食事指導
  • トリミング
  • 老犬老猫介護

などなど、獣医師だけではできないことがたくさんあります。

予防獣医師はこれらペットの生活に根ざした部分についてもアドバイスしたり、つながりを持っている状態が理想です。

なので予防獣医師というのは

「獣医療業界」だけではなく「動物業界」でつながりをもち活躍すること

が求められます。

そんな総合的視点が大事なのです。

そして、もう一つ重要な視点は「客観的視点」です。

予防医学は生活に根ざした分野なので、当然飼い主さんとの距離が近くなります。

そこで獣医がよくしがちなのが

「自分の方が動物や医療に関する知識があるから」といって自分の主観で物事を語ったり指導をしたりすることです。

これは非常に危ないことです。

なぜかというと、犬や猫などのペットのこと、医療や健康のことに関してはたしかに知識が豊富かもしれませんが

個体のことに関しては飼い主さんの方が詳しい

からです。

長年一緒に暮らしてきた飼い主さんにしか、その子その子、つまり個体の特徴についてはわからないのです。

そこが一番重要だと思う点なのですが、専門家は自分の方がすべて知ってると高ぶって指導をしてしまいがちです。

一緒に暮らしてきて、個体のことを一番よく知っているのは飼い主さんであり

逆に、これからペットに対して健康や予防を実践していくのも飼い主さんです。

だからこそ、予防獣医師などの専門家は主観になりすぎず、客観的立場で物事を語り指導することが重要になるのです。

客観視できる能力も予防獣医師には求められます。

動物0次診療® 動物予防医学
動物の予防医学を専門に診療する「動物0次診療®」

予防獣医師はもっと増えるべき

いかがでしたでしょうか?

これからの時代、もっと健康や予防医学の需要は高まっていきます。

それは当然、人だけでなくペットもです。

いま、獣医師は整形や眼科や神経科など、専門医などの分科化が進んでいます。

そうした中で、予防医学に特化した獣医師も時代のニーズとともに増えるべきだとも考えています。

しかし、予防獣医師にはじめからなるというよりも、やはり病気の知見を増やすためにも「臨床の現場」は経験しておくべきだと思います。

僕も動物救急の現場で三年以上経験を積み上げてきて、予防の重要性に気付きました。

そして、その救急の経験から、どうしたら予防できるのか?そのノウハウやメソッドを構築することができました。

改めて、本当に動物救急の現場には感謝です。

そして、これからも予防獣医師として多くの動物のQOL(生活の質)をあげて、生命を救っていきたいと思います。

おかげさまです。

予防獣医師には

・飼い主予防学

・生活環境予防学

・総合視・客観視

の能力が必要である。

予防獣医師 NAOchan

予防獣医師 NAOchan

予防獣医師 preventive veterinarian

当サイト「ZOOTIST」では「動物と人間と自然との共生社会の実現」を目指し、さまざまな情報共有をしています。動物と人間の共生のためには「動物予防医学」の普及はとても重要なことです。ZOOTISTでは動物0次診療®︎の理念のもと動物予防医学についてわかりやすくお伝えしまいります。当サイトでペットの健康について一緒に勉強していきましょう^ ^

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