こんにちは。予防獣医師のNAOchanです。
ブログを毎日更新するのにも慣れてきました。習慣化は三週間。三週間以上続けることって大事ですね^^
今回は…健康は長期投資になるものからは始めよう
というテーマでお話していきます。
たっっっくさんある健康法の中で、何からやるか?どうするか?みたいなことを繰り返す人が続出しています。健康ブーム真っただ中なのがよくわかります。
この記事を読むことで
- 健康は基本的に長期投資的視点が良い理由
- たとえばどんな健康法が適しているのか?
が分かるようになると思います。
目次
健康法は基本的に長期投資になるものから始めたほうが良い理由【結論】
短期的な成果が出るものはリスクが大きいものが多い
健康は長期投資的な視点が大事
ということをお伝えしていますが、その逆は何でしょうか?
短期投資的な視点に何か問題がある
ということです。
短期投資的な健康法というのはどういったものがあるか
- 一か月で10kg痩せれる健康法
- 荒れた肌が一瞬でよみがえる
- 癌が一か月で消える
的な内容のものです。
もちろん、結果がすべてという意味ではこれらが本当であれば素晴らしいですよね。(笑)
しかし、そこにはリスクが潜んでいる可能性があります。
人間リスクにはあまり目を向けたがらないいきものなので、メリットばっかり見えてしまう傾向があるんです。
たとえば…肥満が一瞬で解消される健康法
急激な糖質制限をするとどうなるか?
まず、今まで口から摂取していた糖分が急激に減るので、肝臓などで他の栄養素から糖分を作り出す「糖新生」が活発になります。
そして、糖分を急激に制限することで、いままで満足に使えていた糖分を使えなくなることで、諸臓器にストレスがかかります。脳も満足に動かせなくなります。
それによって健康被害が出ることもあります。
確かに糖質をとりすぎている現代人にとって糖質制限は素晴らしいことかもしれませんが、急激に成果を求めようとすると、身体がついていけないこともあるということです。それによる健康被害のリスクは考えたほうが良いです。
たとえば…荒れた肌が一瞬でよみがえる術(笑)
よみがえった理由は何なのか?
そこにはどんな物質が入っているのか?
それを続けると最終的に肌はどうなっていくのか?
そこまでの長期的視点をもつと、本質が見えてきます。
潜在的にこの健康法にはリスクはないのか?という問いかけは大事だと思います。

病気は長期的な「ちりつも」なので、健康も「ちりつも」
「ちりつも」って言葉ありますよね。「ちりも積もれば山となる」ということわざです。小さなちりみたいなものも、どんどん積もっていけば山みたいになりますよ~ということです。
病気、疾患にもそれは言えていて、不自然な生活習慣というちりが積もると山になる、つまり症状として出るレベルの病的状態になるわけです。
糖尿病とかもいい例です。
毎日お菓子とかパンとかジュースとか飲んでいるとしましょう。もちろん一日そんな生活をしたからと言って、すぐに「糖尿病」という状態になるわけではありませんよね。でも、血糖値を急激に上げる食生活を続けているとどうなるでしょうか?少しずつ血糖値を下げる能力にストレスがかかり、いずれ症状として表れる段階になります。
膵臓さん「もうインスリンだせません!血糖値下げれません!」
病気は一晩にして起きるわけではなく、このような不自然な生活習慣が積み重なって起きるものです。
肥満もそうですよね。
運動不足、食生活、ストレスなど、さまざまな生活習慣の乱れで少しずつ肥満が進行していきます。ある時ふと人間は思うわけです。
「カビゴンみたいな体系になっとる・・・」
「もうすぐ夏だからこれじゃまずい・・・」
「明日からダイエットするか・・・」
そういう精神状態になると、今すぐにでも痩せようと考えます。そして…
「一か月で10kg痩せれるメソッド」
みたいなのに飛びつくわけです。別に否定はしませんが、本質的に健康的なものなのかといわれると疑問です。
病気はちりつもで起きているのに、それを元に戻そうというのを秒速でやろうとするのはそれこそ不自然だし、都合がよすぎやしませんか?
実際、急激なダイエットや急激な治療でおきる副作用的なものや被害は続出しています。
そして、そんな急激に成果を求める健康法は、長続きはしないので、短期投資的な思考です。また同じ肥満状態に戻ったとしても、同じことを繰り返していくだけです。
病気と健康法のラットレースです。(笑)
結局ストレスになる健康法は微妙で習慣化が神
結局、健康のための予防というものは、習慣化が基本ですよね。
ようは生活習慣や生活環境で健康状態は決まってくるわけなので、習慣や環境の見直しって結局習慣化ですよね。
では、なぜ習慣化にするほうが良いのか?
それは…
習慣化されるとストレスが少ない
からです。
ストレスの中にもいろんな種類があります。
- やらなければならないという「精神的ストレス」
- 疲労などの「身体的ストレス」
- どうしよう?という「選択ストレス」
習慣化すると、これらのストレスがリリーフ(軽減)されていくでしょう。
良いですよね(笑)
まず、何かの健康法を習慣化してしまうとしましょう。
たとえば「ランニング」にしましょう。
まず、ランニングを三週間続けていくと多分習慣化されます。
つまり「やらなければならない」という状態から
「やるものだ」とうなんかランニングが自分の中の常識に組み込まれるわけですよね。「今日もランニングやりたい!」でも良いですよね。
ランニングが習慣化されると、肉体的にもそのうち慣れていきます。習慣化していくとそのうち「楽」になっていきます。「身体的ストレス」が軽減されていきます。
そして一番重要なのが「選択ストレス」が軽減されるということです。
「今日はやる?やらない?」という選択肢はありません。やるんです。習慣化されるとそんな状態になります。
人間なんだかんだ言って、いろんな選択をしながら生きていっていますが、選択ストレスはストレスの中でも最たるものといっても過言ではないと思います。
習慣化は選択ストレスを軽減してくれるので、大事というわけですね。

長期投資になる健康法とは?【具体例あり】
短期投資的な健康法とは
- すぐに結果が出そうなもの
- 急激に身体の変化を求めるもの
などのことであり、結果それらには
- 別のところで身体的ストレスがかかる
- 長続きしない方法
- 結局事後対応
という性質があります。
長期投資的な視点で選ぶ健康法には
- 習慣化されて継続性がある
- 心身に無理がなくストレスリリーフな状態
- ちりつもで起きる病気に唯一対抗できる方法
という特性があり、どちらかというとこちらを推奨します。
もちろん目的によって健康法は変わってきますが、最終的には長期的視点を持ったほうがメリットは高いと判断できます。これは健康でも経済でも多くの論文で証明されていることです。
では、実際にどんなものが長期投資的な健康法なのか?
簡単にいうと「生活習慣や生活環境を変えたもの」に相当します。
たとえば生活習慣でいうと
- 運動
- 食生活
- 睡眠
- 水
- 呼吸法
- 歩き方
- 昼寝や瞑想
たとえば生活環境でいうと
- 住環境
- 職場やライフスタイル
- 寝具や枕
- 電磁波
などなど、たくさんあります。
たとえば歩き方とかもそうで、一度適した歩き方を覚えてしまえば、一生ものですよね。一日平均3時間歩くとしても一年間で約1,000時間歩いていることになります。
その1,000時間のちりつもを解消できるわけです。
歩き方ひとつで
- 筋トレ
- 姿勢保持
- 骨盤のゆがみの予防
- 脳トレ
- 歩く速度による時短
- 血流改善
- 自律神経のバランス
- 幸福度
など、さまざまな要素に影響をもたらします。
何か高い健康商材を買うよりも、こっちのほうが長期的に劇的は変化が生まれる気がしませんか?
そんな健康法について今後もZOOTISTでおつたえしていこうとおもっておりますので、これからもよろしくおねがいいたします^^
おかげさまです。
健康や予防の基本は「長期投資的視点」です。
病気はちりつも、健康もちりつもです。
予防獣医師 NAOchan
当サイト「ZOOTIST ~動物的であれ!~」 では「動物と人間と自然との共生社会の実現」を目指し、さまざまな情報共有をしています。共生社会の実現のためには、人間と動物が心身ともに健康的であることがとても重要なことです。ZOOTISTでは人間と動物がともにできる健康や予防や医療(医良)についての情報を配信しています。当サイトで健康や予防について一緒に勉強していきましょう^^
No responses yet